不倫するミュージシャンもダメ、金に汚い政治家もダメ

日本の政治が面白くないのは、やっぱりやってる主体がおじさんだからだろうか。

私の職場も、おじさんばっかだけど、全然面白くないもんな。おじさん同士で通じるユーモアがあるらしくて、自分たちではよく笑ってるけど、まったく面白く思えない。

しかも政治家がなんかニュースになるっていうと、金問題だし。収賄とか政治献金とか使途不明金とか。政治家の一番の徳って、清廉なのかな。いい政治ができることじゃないのかな。お金のことでだけ騒ぐメディアもつまんないけど、「このネタで騒げば売れる」と思われてる一般大衆が背後にいるってことだから、うちらの見識もその程度と思われてんだろう。それでメディアが存続してるなら、それもある程度当たってるということになる。

人を計るものさしが、金で汚いことをしてるかしてないか、それが相当の上位にくるっていうのは、この社会ならではだろうか。私、ほんとに、そういうのどうでもいい。人が卑怯な方法でお金を稼いでいようが、私に迷惑がかからないならどうでもいい。政治家には、それよりいい政治をしてほしい。かっこいい政治をしてほしい。さすがと唸るような政治をしてほしい。慰安婦とか普天間とか拉致とか自衛権とか原発とか、どうやったら解決できるのかさっぱり分からない難しい事どもを、快刀乱麻を断つ如く。

それができる人なら、脱税してても構わない。お金が大好きでもいい。女が大好きでも男が大好きでもぜんぜんいい。

ミュージシャンの不倫もどうでもいい。ミュージシャンの一番のクオリティは身持ちが堅いことじゃない。かっこいい音楽を書いてほしい。うっとりするような、思わず泣いてしまうような、音楽を作ってほしい。

それが出来る人なら不倫してようが二股してようが構わない。むしろそれでいい曲が書けるのかもしれないし。音楽は好き嫌いがあるから、音楽もつまらなきゃ女に節操もないじゃ最悪、ということもありえるだろうが、音楽がつまらないなら身持ちが良くたって結局どうにもならない。

でさあ、私は結構気に入ったよ。