『恋愛小説家』

評価:
コメント:ネタバレ有りです。


ジャック・ニコルソンが嫌な男を演じるラブストーリーというだけでもう私にとっては「安全圏」の話なんですが、期待以上というほどではなかったです。私には「恋愛適齢期」(タイトル似てるなぁ^^;)のほうが楽しめました。でも、この話もよかったけど。

ジャック・ニコルソンがやっぱりいいのよね~。
年を重ねてもセクシーなんだけど、リチャード・ギアほど王子様じゃないところが。
なんかね、ヘレン・ハントに対して下心があるっていう部分もリアルに出ちゃって、おっさんの嫌らしさ(すいません)がちゃんとあるところが、若干引きつつもやっぱそうだよね、現実そうなんだよねと思ってしまう。

リアルなんだよね。リアルなおっさんの性欲が(ry
あれを出しつつ、それでも好かれる人物像を作り出すのはかなり高度な技だと思うので、そのへんがさすがっす。

ゲイの隣人と分かり合って行く過程のほうが、ラブストーリー自身よりもよかったです。
ニコルソンみたいな性格の人間を、中には面白いと思って付き合う人もいると思うんだけど、今回は誰からも嫌われていたので、終盤ゲイの彼とほんのちょっと仲良くなっただけでも、かなりほっとしました。

関係ないけど、途中でニコルソンに送り込まれた優秀なお医者様の彼は、ロンドンにいた時の学校の校長にそっくりでした。喋り方とか。大柄でオットセイみたいだけど、すごい折り目正しくていい人なんだよね。笑