『僕らのミライへ逆回転』

 ミシェル・ゴンドリーっぽい作りでした。めちゃくちゃやってるようでそこはかとなくお洒落です。私はとても楽しめました。


最初のシーンから引き込まれました。
これなんだよな、これ、って思った。その国の人がディープに暮らしてる場所って、なんかいいですよ。イギリスに暮らしている時も、そういう場所はやっぱり、私のような外国人がなかなか入れないんだな、って実感したから。たとえさびれていても、閉塞感があっても、どこか、うまくいえないけど、調和があるんだよね。

だから、最後のシーンは前半のはちゃめちゃな映画のパロディから一転、センチメンタルになって、ちょっと流れが悪いのかも知れないんだけど、この最初の分厚い調和のシーンが印象深かったのでそれほど違和感なかった。後から考えると、前半と後半でかなり空気違ってたかな、って思うくらいで。

それにしてもジャック・ブラックはいいなぁ。「ホリデイ」の彼って、かなり異色だったんだ(笑)