『カンナさん大成功です!』


週末になんか軽いモノが見たいと思って借りました。
あちこちで紹介されて、ストーリーは8割方分かっていたけど、まあ予想通り楽しめたって感じです。
主演の女優さんは可愛いですね~。スタイルいいし、とってもスリム。コミカルな演技もお似合いで、ほんとにかわいらしい女優さんという感じ。

お父さん役の俳優さんは有名な人なのかな?「チャングム」でも出てたけど、その他にもあちこちで見る気がする。井川比佐志さん的なポジション?と勝手に思ってました。上手ですね。

おじさんつながりで言うと、サンジュンの会社の先輩役の人、よかった。ああいうキャラ、韓国ものにたまに出てくるよね。別にハンサムじゃないし服もダサイけど、弁が立ち、下心がなくてやたらいいヤツ、みたいな。今回も、整形後のカンナをかなりプッシュしてたけど、別にヨコシマな気持ちもなさそうですごく爽やかでよかった、髪は七三分けだけど(笑

このテーマって掘り下げると結構微妙で、結局「整形はアリなのか?」っていう、まさに「整形、OK?」っていうキャッチコピーそのままの疑問が出てくるんだよね。映画はサンジュンが整形後のカンナにはあっさり陥落したという事実を描きつつ、最後のコンサートのシーンでカンナに「本来の自分がいちばん」みたいなスピーチをさせて、どっちでもないファジーな感じで終わらせてました。そこがこの映画の浅さでもあるのですが、確かに、そうでもしないと泥沼になりそうなテーマだ。

ただ、カンナの親友だったあのこが自分も最後整形に走っちゃうんじゃなく、あくまで「私はこの顔に誇りを持っているから、この顔を好きになってもらう人を探す!」っていうスタンスで終われば、ライトな雰囲気の中にもスパイスの利いた映画になったんじゃないかと思います。